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ニートレイン
ニートレインは、運用に就かず車庫で寝ているばかりの鉄道車両をニートに見立てて揶揄する俗語である。
多くの鉄道会社には、様々な理由から運用に就かずに車庫に留まっている編成が一定数存在している。
臨時列車用の編成
団体客向けの貸し切り列車のみで運用される編成や、繁忙期の増発としてのみ運用される編成が該当する。
前者については特急型に準じる内装のものも存在しているが、このような編成の大部分は、もともと通勤輸送の主力を担った編成であり、新型車両の導入によって一線を退いたものの、多客や故障による車両不足時の急場を凌ぐ手段として最小限のメンテナンスを受けて維持されているものである。
中には、阪堺モ161形のように、冷房が搭載されていないので冬場にしか運用できないようなものもある。
特定の曜日にのみ運用される編成
特定の曜日の限られた列車でのみ運用される編成も、広義のニートレインに含まれることがある。
このような例としては、平日朝ラッシュの増結運用にのみ使用される
増結編成や、休日にのみ使用される観光列車が挙げられる。
故障車や部品取り
修理を後回しにされた故障車は典型的なニートレインである。
故障車が発生した場合、多くの場合では速やかに修理が行われるものの、部品調達の都合や運用に余裕がある場合などで修理が後回しにされるケースが存在している。
また、他の編成の修理用の
部品取りにされてしまった編成も存在し、このようなものは長期的(あるいは恒久的)に営業運転の見込みがない。
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