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南海電鉄 1000系 1051F

南海電鉄 1000系 1051F

1000系ダントツの異端車

1051Fは、2001年に単独で東急車輌製造を出場した1000系6次車の4両固定編成である。

6次車は本編成のみが製造されており、本編成は1000系唯一の4両固定編成であり、また、唯一50番台に区分される1000系でもある。
仕様は「1000系の車体設計を流用した試作車」としての位置づけが強く現れたものとなっており、VVVFインバータや台車は6年後に導入されることとなる8000系に準じたものが搭載され、車体はステンレス無塗装外板となって印象が大きく変わるなど、1000系ではダントツの異端車となっている。

なお、下り方先頭車は6両固定編成のものとはコンプレッサーを搭載しているなどの点で異なっており、6両固定編成の下り方先頭車である1501形の派生ではなく、2両固定編成の下り方先頭車である1701形の派生形式として1751形という形式名が付与されている。

編成と設備

モハ1051サハ1851モハ1151クハ1751
C#1051
C#1851
C#1151C#1751
2001年 東急車輛製
運転台
PT×2
VVVF
CPVVVF運転台
CP
非常はしご

他編成との差異

広い車体幅全車
黒基調の乗務員室内装C#1051、C#1751
グレーの座席モケット全車
運転台側ステンレス無塗装ワイパーC#1051、C#1751
アナログ式運転台C#1051、C#1751
ステンレス無塗装外板全車
シングルアームパンタグラフC#1051
IGBT-VVVFC#1051、C#1151
モノリンク式台車全車
ドア上戸閉め警告ランプ全車
四角形の袖仕切り全車

1051Fの運転台
運転台はメーター類が全てアナログ式に変更されている。

主な車歴

2001年落成、南海本線に配置
2018年高野線に転属、1032Fと組成して運用
C#1051機器不調により、一時的に1032Fと逆組成で運用
2019年8300系との併結運用を開始


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