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南海電鉄 1000系 1007F

南海電鉄 1000系 1007F

南海1000系の完成形

1007Fは、1995年に1036Fと共に東急車輌製造を出場した1000系3次車の6両編成である。

1000系では、2次車から車体幅が拡張されて車内空間が拡大しており、また、本編成が属する3次車からは、運転時のフロントガラスへの映り込みを軽減するため、乗務員室内運転台周辺部の内装が黒を基調としたものに変更されるなど、1000系の完成形といえる特徴が一通り揃っている。

一方で、4次車以降の編成では、1008Fで前面幌枠の塗装が省略される、1009Fと1010Fで運転台のトランスポンダが他形式と循環整備可能な縦長型に変更されるなど、接客設備には一切変更はないものの細部でコストカットが行われており、1000系の完成形と呼べる6両編成は本編成のみとなっている。

なお、本編成は高野線での運用歴がない1000系としては唯一8両での営業運転実績が知られている編成であり、2018年に南海本線の1000系6両固定編成全てに対して女性専用車両ステッカーが貼付されるまでは、南海本線所属の1000系で唯一の女性専用車両ステッカー貼付編成でもあった。

編成と設備

モハ1001サハ1801モハ1301サハ1601モハ1101クハ1501
C#1007
C#1807
C#1307
C#1607C#1107C#1507
1995年 東急車輛製
運転台
PT×2
VVVF
CPPT×2
VVVF
大型CP
女性専用車
VVVF運転台
非常はしご

他編成との差異

広い車体幅全車
黒基調の乗務員室内装C#1007、C#1507
ブラウンの座席モケット全車
運転台側ステンレス無塗装ワイパーC#1007、C#1507

主な車歴

1995年落成、南海本線に配置
2018年方向幕LED化、車内LCD設置
2019年前照灯LED化
2021年座席モケット取替

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