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亜空間接続(あくうかんせつぞく)
亜空間接続は、鉄道において、2本の列車のうち一方が駅に入線すると同時にもう一方が発車する様子を指すスラングである。
当然ながら、このとき到着する列車から発車する列車に乗り換えることはできない。
ダイヤグラム上では2本の列車が(一瞬だけではあるが)同じ駅に存在するにも関わらず、接続していない(双方向の乗り換えが考慮されていない)状況に遭遇したファンが皮肉を込めて「タイムマシンが存在するなら双方向で乗り換えができる」と捉え、「亜空間」と称した過程は想像に難くない。
この過程からもわかる通り、亜空間接続は多くの鉄道利用者にとって嫌悪の対象となっている存在である。
鉄道事業者がこのように乗客から不評を買うようなダイヤを組む理由は様々であるが、敢えて亜空間接続を設定することで混雑しやすい列車に客が集中するのを防ぐといった合理的なものも多いため、亜空間接続が存在するからといって、必ずしもダイヤ設計に不備があるとは言い切れない。
乗客として利用する際には遭遇したくない亜空間接続であるが、なぜそのようなダイヤになっているのか、ダイヤ設計者の意図を考察してみると面白い発見もあるだろう。
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