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構内(こうない)
構内は、鉄道においては、専ら、駅の施設内を意味する語として用いられる。
しかし、旅客案内上の「駅構内」と線路管理上の「駅構内」では意味する範囲が異なる。
旅客案内上の「駅構内」
旅客案内上の「駅構内」は、駅の施設内を指して用いられ、ここには、改札内の全ての施設に加え、駅舎建物内の改札外部分も含まれる。
ただし、駅前ロータリーや駅に隣接して建てられた複合商業施設などは登記上駅の敷地内であっても、一般に駅構内としては扱われないことがほとんどである。
線路管理上の「駅構内」
一方、線路管理上の「駅構内」は駅の建物を指すものではなく、その駅について、線路のどこからどこまでが駅の一部として扱われるかを指す用語として用いられる。
この「駅構内」の範囲には、駅ホームに隣接した線路だけでなく、駅の前後にある分岐器なども含まれることがほとんどで、一般的に「駅の土地」としてイメージされる範囲より広くなっている。
駅構内では、入換や隣接する車庫の入出庫が行われるが、この入換で車両が停車してエンド交換が行われる線路や、車庫の入出庫列車が運行する線路は(車庫が1km程離れている場合などでも)駅構内として管理されていることが多いようである。
極端な例だと、近鉄の八木西口駅は駅の敷地全体が隣の大和八木駅の駅構内に存在している。
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