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空制スイーツ(くうせいスイーツ)
空制スイーツは、空気ブレーキの効きが悪い鉄道車両を揶揄する鉄道用語である。
鉄道車両は日本の重工業を代表するハイテク製品の1つであるが、製造時に生じる(許容範囲内の)わずかな誤差などから、様々な個体差が生じてくる。
その中でも、運転士にとって特に厄介な個体差がブレーキの効きであり、鉄道会社を問わず、ブレーキの甘い(効きが悪い)鉄道車両は運転士から嫌悪される対象となるのである。
そして、特にブレーキの効きが悪い車両については、運転士の間で「甘甘ブレーキ」と呼ばれたり、その甘さをスイーツに例えて「ハチミツ入り」などと揶揄されていることがある。
もちろん、ブレーキの効きが悪いといっても、安全基準の範囲内であることは間違いない。
車両毎に異なるクセを持つ鉄道車両達を巧みにコントロールする運転士の方々に感謝しつつ、安心して鉄道旅を楽しみたいものである。
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