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ディスコン棒(でぃすこんぼう)

ディスコン棒は、感電の危険性がある装置を操作するための工具である。

鉄道においては、高圧電流が流れている床下機器の操作に使用するために乗務員室などに備え付けられており、絶縁処理がなされた棒の先にフックが取り付けられた形状となっている。
他の鉄道部品の例に漏れず、一般的な活線工事で使用される電気工事用工具よりもはるかに頑丈な造りとなっており、かなり乱暴な使い方をしても破損することはない。

一般的に、床下機器の故障など非常時に使用することを目的としたディスコン棒ではあるものの、実際の現場では上記の頑丈さもあってかなりぞんざいな扱いをされることも多く、一例を挙げると、建付けの悪い貫通扉をこじ開ける際などにも使用されている。

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