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球切れ(たまぎれ)

球切れは、前照灯や標識灯などの灯具が切れた状態を指す用語である。

鉄道車両においては、早くから長寿命のLEDが導入された標識灯、尾灯、車側灯などに比べて、現在でもハロゲンランプを搭載した車両がが多く残されている前照灯において球切れが問題となる場合が多い。

ハロゲンランプにおける球切れは電球内部のフィラメントが経年劣化することによって発生するが、前照灯の点灯時間そのものが長くなりがちな鉄道車両においては、前照灯のハロゲンランプは頻繁に交換せざるを得ず、したがって、車両そのものも前照灯の交換が容易となるよう設計されているものがほとんどである。

実際、特殊な工具を必要とせずに前照灯を交換できるよう工夫された設計により、鉄道車両の多くは駅停車中などの短い時間でも前照灯が交換可能となっているため、球切れを見かけること自体は珍しくないものの、球切れによる車両の運用変更などはあまり発生していない。

なお、LEDにおいても、経年劣化などの要因で部分的に点灯しなくなる場合が存在しているが、これについては球切れではなくドット抜けと呼称するのが一般的である。

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