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反面光(はんめんこう)

反面光は、鉄道撮影において、車両前面の半分が陰になるような光線方向を意味する撮り鉄用語である。

鉄道車両、特に貫通型の先頭車においては、空気抵抗軽減やスピード感のあるデザインとする目的から、車両先頭は上から見下ろしたときに「く」の字になるように左右に角度がつけられていることが多い。ここに斜め方向から日光が当たると、角度によっては前面の半分が陰となるのである。

撮り鉄界隈では、反面光は面潰れに準じるものとして編成撮りの際は避けるべきであると考えられている。
また、前面に貫通幌を装着した車両では、他の車両では反面光とならないような光線方向であっても、幌の影が車体前面に落ちることにより前面の半分が暗くなる場合があり、撮り鉄界隈ではこれも広義の反面光として嫌われている。

ただし、反面光には陰影により車体前面の凹凸が際立つという利点もあるため、面縦やスナップ撮影でエロ光など他の条件と組み合わせば、鉄道車両らしい重厚感を演出する際に有用である。
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