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前パン(まえぱん)
前パンは、先頭車両前側にパンタグラフが設置されている形態の通称である。
パンタグラフは、架線から受電した高圧電流を最も消費する電動車に設置されることが多く、電動車を先頭に配置するのが一般的であった1950年代頃までは、前パンは各鉄道会社でごくありふれたものであった。
一方、実際の運用では、先頭車前部にあるパンタグラフは併結運用の際に相手車両のフロントガラスを汚してしまうことなどから現場では好まれない傾向にあり、近年では先頭車を電動車とする場合であってもパンタグラフは車両後方に配置されるケースが増えてきているようである。
しかしながら、前パンは構図を取るのが難しいことから撮り鉄の間でもあまり好意的には扱われていないきらいがあり、前パンが減って残念だといった意見はあまり聞かないのは事実である。
なお、筆者からのアドバイスとして、前パンも俯瞰構図であれば収まりがよいため、そうした撮影地で狙うとよいということを付記しておく。
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