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板上げ(いたあげ)
板上げは、貫通型の鉄道車両において、前面の
桟板が上がっている(折り畳まれている)状態を指す撮り鉄用語である。
対義語は
板下げであるが、後述の理由から「板上げ」のほうが用いられる頻度は高い。
貫通型の鉄道車両を多く運用する事業者では、多くの場合、桟板を上げた状態で走行するか下げた状態で走行するかが社内の方針としてある程度定まっている場合が多く、例えば阪急では板下げが定位であり、板上げで走行する可能性がある列車は
増結用編成の単独回送などごく一部に限られている。
しかしながら、南海など一部の事業者では、板下げを定位としながらも、洗車時に板上げとなった車両がそのまま運用されるといった事例が多く存在し、そうした板上げの列車は
ネタとして撮影の対象に好まれている。
なお、板上げを定位とする事業者において板下げの列車が頻繁に走行しているような例はほとんど知られておらず、このために「板下げ」という用語が撮り鉄の間で用いられる機会は「板上げ」のそれよりも少なくなっている。
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