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現業職(げんぎょうしょく)

現業職は、鉄道事業者の従業員が属する職種のうち、鉄道の運行に直接関わるものを指す鉄道用語である。

具体的には、駅員や乗務員、助役、指令員など「鉄道員」として一般にイメージされる職種に加え、車両整備士や保線職員、保安員などのいわゆるブルーカラーが現業職に含まれる。
一方、鉄道事業者の社員であっても、沿線開発や資産管理、人事などを行う事務職は現業職に含まない。

なお、駅構内の清掃業務などはブルーカラーとみなされる職種であるが、多くの大手鉄道事業者ではこの業務を外部企業に委託していることもあり、清掃業務を主とする係員は一般に現業職としてイメージされることは少ない。
ただし、外部委託や派遣社員である場合でも駅員の制服を着て窓口業務を行なっている場合は当然ながら現業職とみなされる。

この他、広報課についても本来は現業職に含めないのが通例であるものの、地方私鉄を中心として駅員や乗務員として長年勤務した者が広報業務にあたるケースが散見されることもあってか、鉄道ファンの間では広報担当者についても一般的な現業職の職員と同様に「」と呼ぶことが多い。
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