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シングルアームパンタグラフ

南海電鉄 1000系 1051F シングルアームパンタグラフは、パンタグラフの構造の1つである。鉄道ファンの間では「シンパ」と略されることもある。

シングルアームパンタグラフは2000年代以降急速に普及し、2010年以降に国内で新造された電車ではほとんどに採用されている。
普及の理由としては、従来のひし形パンタグラフや下枠交差型パンタグラフに比べて部品点数が少ないことによる軽量化やメンテナンスの簡便化が挙げられ、一部には下枠交差型パンタグラフを装備する旧型車のパンタグラフがシングルアームパンタグラフに交換される例もみられる。

なお、単純なくの字型のフレームのみで構成されていると誤解されがちなシングルアームパンタグラフであるが、よく見るとくの字型のフレームに平行するように細い棒材が添えられていることがわかる。
この棒材はフレームの関節部の角度が変化してもすり板が水平を保つための部品であり、シングルアームパンタグラフにはこの他にも従来のひし形パンタグラフなどと同じくすり板とフレームの接続部には通電のためのケーブルなどが取り付けられている。
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