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桟板(さんいた)
桟板とは、鉄道車両の連結部で足場として機能する鉄板である。
渡り板と呼ばれることも多い。
構造としては、前後それぞれの車体の下部に支持された2枚の鉄板が、一方がもう一方の下に潜り込むように先を重ねて設置されているものが多い。
ただし、近年では、前後の車両から伸びる板の間に別の板を重ねた合計3枚の板で構成することにより、板が傾斜しないように配慮されたものも増えている。
材質はステンレス製車体を採用する車両でも普通鋼とされることが一般的で、プレス加工により表面に滑り止めの凹凸を設けたものが主流となっている。
なお、
貫通型先頭車の場合、前面にも桟板が設置されることになるが、この桟板が上がった(車体側に折り畳まれた)状態を
板上げと呼び、一部の鉄道事業者では希少性の高いものとして
ネタ扱いされる場合が存在している。
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