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ひな段(ひなだん)

ひな段は、写真撮影に用いられる機材の名称であり、転じて、鉄道撮影における撮影者の整列形態の名称としても使用される。

撮影機材としての「ひな段」は、集合写真を撮影する際に、被撮影者を整列させるための階段状の踏み台である。
雛人形の台座である「雛壇」に類似することからこう呼ばれるが、雛飾りとの区別のために「ひな段」と表記されることが多い。

一方、撮り鉄界隈では、スペースの限られた撮影地で多くの撮影者が同時に撮影可能とするために、手前の撮影者はかがみ、中程の撮影者は中腰になるなどして後ろの撮影者の邪魔にならないよう配慮することがマナーとして広く認知されている。
このように整列した撮影者は、列車から見るとあたかもひな段に並んだ被撮影者のように見えるため、このように整列することそのものも「ひな段」と呼ばれ、撮影者がマナーを守っている様子を称賛する文脈を中心に使用されるのである。
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