トップページ >
鉄道関連用語集 >
マルチメディア
マルチメディアは、主に撮り鉄の間で使用されている俗語であり、多くの場合は撮影地に
バリ鉄が集まっている意味で用いられている。
駅名や撮影地の地名を末尾に付けて、「マルチメディア○○」(○○の部分には駅名や地名が入る)の形で使用されることが多い。
近い意味を持つ撮り鉄用語に
激パがあるが、激パのニュアンスには混雑の原因となっているのがバリ鉄以外の鉄道ファンである場合も含まれる。
由来
そもそも、マルチメディアという語は、一般に「多様な媒体」を意味する英単語であり、テレビ番組やインターネットなどを含む情報媒体全般を指す語であって、撮影地の混雑状況を指すわけではない。
しかし、この語は大手家電量販店であるヨドバシカメラが都市部の主要駅付近に展開する大型店舗名として親しまれていることから、そうした主要駅を中心に活動する鉄道ファンの間では、「マルチメディア」はヨドバシカメラの代名詞となっているのである。
ここで、ヨドバシカメラといえば、印象的なのは、社名にもなっていうカメラの売り場に並ぶ一眼レフであるが、バリ鉄が撮影地で使用する機材こそ、紛れもなくこうした一眼レフである。
初出こそ不明であるものの、マルチメディアという語が、撮影地にバリ鉄の撮影機材が並んだ様子をヨドバシカメラのカメラ売り場に例えて用いられたことは容易に想像できる。
そこから転じて、混雑した撮影地を指して用いられるようになったという過程も創造に難くはないだろう。
広告(広告の募集は現在行っていません)