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モノクラス

モノクラスは、座席種別が1種類しかない鉄道車両を指す鉄道用語である。

鉄道車両、特に特急型車両には、同一形式内に普通車、グリーン車、さらに上位の種別(グランクラスや一等寝台車)といった区別が存在していることが多い。
一方で、そうした車両型式でも、様々な理由から普通車のみで構成されている編成もあり、こうした編成はグリーン車を有する編成と区別してモノクラス編成と呼ばれている。

モノクラス編成が発生する理由は様々で、閑散線区向けであることからグリーン車の需要がないといったものや、検査の都合などで増結用編成で代走するといったものがあり、後者は撮影のチャンスが限られることから撮り鉄の被写体として好まれている。

また、JRの特急列車で指定席と自由席の区別が存在する場合に関しては、共に普通車として区分されている場合は(座席に多少の差異があっても)モノクラスとして扱うのが通例である。

なお、私鉄(南海、京阪、名鉄など)の各種特別車や新快速のAシートのように、乗車券のみで利用できる一般車と追加料金が必要となる普通車の双方が存在している場合については、一般車と特別車の内装やサービスが明確に区別されていることから、規則上は全車が普通車であっても、モノクラスと呼ぶことはしない。

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