面縦(めんたて)

面縦は、カメラを縦向きに構えて鉄道車両を正面から撮影する構図の名称である。

一般に、鉄道車両撮影では、編成の様々な特徴をまとめてカメラに収めるため、カメラを横向きに構え、編成を斜め前から撮影する構図が好まれる。

一方、ヘッドマークや方向幕を詳細に記録したい場合など、車両の正面をクローズアップした写真を取りたくなる場面も間違いなく存在しており、そのような場合に用いられるのが、シンプルに車両を真正面から撮影する面縦である。

なお、面縦に近いが、やや側面が写るような構図も存在しており、これも広義の面縦として扱うことが多い。

ちなみに、面縦では編成全体から車両の正面のみをクローズアップするため、APS-Cで300mmなど、通常の編成写真より焦点距離の長い望遠レンズが必要となることが多い。
面縦構図の撮影地を訪れる際は、手持ちのレンズで対応可能か、事前に情報収集を行って確認しておくと安心できる。

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