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解放(かいほう)

開放は、連結の解除を意味する鉄道用語である。
レンズの絞りを開くことを意味するカメラ用語「開放」については開放の記事を参照されたい。

鉄道用語としての「解放」

一般的に、都市から地方へ向かう鉄道路線では、都市部に比べて郊外では乗降客数が大幅に減少する傾向があり、都市部と郊外では要求される輸送力が大きく異なってくる。

これに対する鉄道会社のアプローチとして行われるものとして、都市部区間のみを運行する区間列車の設定などが存在するものの、そもそも、郊外で都市部と同一の両数の編成で運行することは効率的ではなく、また、郊外の駅では広いスペースの確保が困難な山間地に駅が設置されていて長大なホームの建設が困難であることなどから、途中駅での編成両数の変更も合わせて行われることが多い。

この際、編成の前後に別の編成を連結することを増結と称し、これを解除して編成を短縮することを解放と称する。
ただし、「解放」はもともと連結器そのもののロック解除を意味する単語でもあり、車内アナウンスなどで使用される機会はほとんどなく、もっぱら鉄道関係者や趣味者の間だけで用いられている。

なお、この場合の「解放」の対義語は「増結」である。
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