鉄道関連用語集鉄道車両図鑑ファン基礎講座
トップページ > 鉄道関連用語集 >

貫通扉(かんつうとびら)

南海9000系の車掌台
貫通扉は、鉄道において、1つの編成の車両間を行き来するために、車両の妻面に設けられる扉である。

車両間を行き来する経路である貫通路は、車掌の車内検札の他、車内で事件や事故があった際に隣の車両に逃げる経路ともなることから近代の車両では必須の装備となっており、この貫通路の扉が一般的に貫通扉と呼ばれている。

貫通扉は、多くの場合、指詰め事故が起こりにくく混雑時でも開閉しやすい引き戸とされているが、貫通型先頭車の前面に設置されている貫通扉は気密性や戸袋スペースの問題から開き戸やプラグドアとされることが一般的である。

また、路面電車やモノレールなどの小型の車両では、車内の空間を広く見せるため、貫通路を広く取り、貫通扉を省略するケースもよくみられる。
広告
(広告の募集は現在行っていません)