増結編成(ぞうけつへんせい)

増結編成とは、もっぱら増結に使用することを前提に管理されている鉄道車両の編成である。
2両や3両の短編成として運用されるものが一般的であり、単独での営業運転実績がないものも珍しくない。

なお、鉄道模型においては、同種の編成を併結する場合でも、動力ユニットの有無により一方を増結編成と呼ぶことがあり、これはモデルとなった実在の編成の運用実態に即したものとは限らない。

鉄道における増結編成

鉄道では、一般に、平日朝夕のラッシュ時とそれ以外とでは乗客数に大きな開きがあり、ラッシュ時とそれ以外の時間で同じ両数の列車を使用するのは消費電力などの観点から合理的ではない。

このような問題の解決策として運用されているのが短い増結編成であり、ラッシュ時や繁忙期などに増結編成を基本編成に連結して両数を増やし、ラッシュが終われば解放して両数を減らすといった運用が行われる。

また、同一の路線の区間ごとに乗客数が異なる場合に、乗客数の少ない区間から多い区間に入る際に増結編成を連結する例もある。

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