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日の丸構図(ひのまるこうず)

日の丸構図は、被写体を画面中央に配置する構図を指す写真用語である。
撮り鉄界隈においては、左右スカと同様の意味で用いられることが多く、若干ニュアンスが異なってくる。

撮り鉄における「日の丸構図」

撮り鉄における日の丸構図は、前述の通り、専ら写真の左右に無意味な空白スペースができた状態について用いられる。

日の丸構図になりやすいシチュエーションとして多いのは、走行中の列車を撮影する際、列車が理想的な撮影位置に来る前に誤ってシャッターを切ってしまった場合である。

このようはミスは串パンを気にしすぎた際などに起こりやすく、特に、三脚で構図を固定しておくことができない駅撮りなどの際には注意しておきたい。

広義の「日の丸構図」

一方、撮り鉄以外のカメラマンの業界においては、主被写体の重心を画面中央付近に配置する構図は全て広義の日の丸構図に含まれる。

したがって、撮り鉄のいう「日の丸構図」は言うまでもなく、左右に空白のない(撮り鉄にとっては成功例といえる)編成写真や、紐構図に分類されるような上下の空白のほうが大きいものも含め、広義には日の丸構図であり、オリジナリティを求められるような写真コンテストでは構図面の減点材料になりやすい。

趣味の鉄道写真であっても、風景撮りなどの鉄道車両以外の要素が目立つものでは、主被写体である列車を意識的に画面の中央からずらす構図を心掛けたい。
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